試合前、飛鳥の円陣を見て、「うちもやる?」と、つぶやく選手。「やらないといけないと思うなら、やればいいのに・・・今日は高3S選手の引退試合だぞ」と、言うべきか・・・やっぱり、強制はよくない・・・と、見守りました。
ただ、「ピッチに入って、円陣組むとき、しっかりしゃべれ!選ばれた選手たちなんだから、学年関係なく、ちゃんとしゃべれ!」と、だけ伝えました。
そして試合開始・・・予想通り、飛鳥の気迫にやられました。都立気質と、私立気質なのか、北区と文京区の違いなのか、先にさわるという気迫を見せたのは、飛鳥でした。そして、失点。
そのとき、声をかけたのは、高1のGK、M選手でした。「取り返すぞ!!」・・・この気迫がなかったら、もっと失点していたと思われます。ハーフタイム、「絶対に先に触れ!」ということと、「事故になりそうなボールを放り込め!」と、古川コーチからのアドバイスを受け、後半から投入した高2K選手が、見事に期待に応えてくれました。同点に追いつくと、ようやく、セレブンキョウガクインから、競る文京学院に変貌しました。飛鳥も何度もチャンスをつくりますが、GKや、ゴールポストの活躍で、追加点を許さず・・・
「引き分けで4位かあ・・・やはり、3位はまだ早いなあ。賞状をもらうチームになるには、もっともっと精進しないと。4位でいいんだ。」と、自分に言い聞かせ始めたそのとき、高3S選手が事故発生の可能性の高いボールをゴール前に放り込み、それを高1Sメイ選手がヒット・・・ボールがゴールに吸い込まれました。後半39分30秒・・・劇的逆転ゴールでした。
先週の南葛戦で足を捻り、さらに父様の風邪をもらったというS選手・・・コンディションが悪い中、ラストマッチで渾身のアシスト・・・3位を勝ち取りました!!
1位 SFIDA世田谷 勝ち点18
2位 修徳 勝ち点18
3位 文京学院 勝ち点15
4位 十文字B 勝ち点13
2025年12月21日(日)中学生練習(西船橋グラウンド)
【目的】
★ゲームで良いプレーをするために、練習からワンプレーワンプレーの精度に拘る。
・ボールを止める、蹴る、基本技術の向上:たくさんボールを触る。次のプレーのために周囲を見て、ファーストタッチで次のプレーをしやすい場所にボールを置き、キックの質に拘る。
・ボールを止めずにアンダーツータッチでパスを回す。
・ボールは間接視野で把握し、味方を、遠くを見る。
・相手と相手の間に立ち、パスを貰えるポジショニングで味方をサポートする。
【トレーニングメニュー】
練習メニューは、各カテゴリーの全国レベルなどに合わせて実施。
・ドリブル:元日本代表(日本代表最年少ゴール記録保持者)金田喜稔氏など。
・リフティング:静岡学園高等学校サッカー部、興國高等学校サッカー部、元ブラジル代表 ロナウジーニョ、清水スパルス(Jリーグ) 乾貴士選手、など。
• サッカーバレー:日本代表、なでしこジャパンなど。
・対面パス:日本サッカー協会公認指導者B級ライセンス講習会(FC東京)、FC青山オーバー・フォーティ、元日本代表(日本代表最年少ゴール記録保持者)金田喜稔氏、国井精一先生など。
・4vs2:世界中のクラブ、元日本代表(日本代表最年少ゴール記録保持者)金田喜稔氏、国井精一先生など。
・スクエアパス:日本代表、なでしこジャパンなど。
・ロングキック:世界中のクラブなど。
・左サイドへ展開し、突破し、クロスからのシュート:世界中のクラブなど。
・ゲーム:5vs5。ルールは「コーンゴール。必ずパスを3回以上繋がないとシュートできない。」
【トレーニングの振り返り】
・リフティングではヘディングもあまり上手にできていない。まだまだボールを思い通りに扱えていない。テクニックを向上させ、試合で使えるようにしたい。
・対面パスはまだまだズレる。
・4vs2で、サポートの確度や位置を意識的にできているかどうか。相手のプレッシャーが来ないなら、無理にパスを出す必要は無い。ボールをキープするというのもプレーの選択肢の一つである。
・スクエアパスで、ボールの移動中にルックアップができていない。15mのパスの精度、そのキックのためのトラップの精度もまだまだ低く、伸びしろがある。
・ロングキックで、グラウンダーは少しは蹴られるようになってきたが、ライナーや大きく浮かせて味方へワンバウンドやツーバウンドで届くキックを蹴れなかったり、もっとトレーニングする必要がある。
【本日の総括】
・もっと上手くなり、もっと強くなると、サッカーがもっと楽しくなり、見たことのない景色を見られるようになるので、今後も取り組んでほしい。
・怪我人の怪我の回復を祈る。









